- ちょうだい
- I
ちょうだい【帳内】「ちょうない(帳内)」に同じ。IIちょうだい【帳台】(1)寝殿造りの建物内に設けられる調度。 一段高く作られている浜床に畳を敷き, 四隅に柱を立て四方に帳をめぐらす。 貴人の寝所として用いられるもの。(2)塗籠(ヌリゴメ)・納戸(ナンド)の類。(3)「帳台の試み」の略。III
「~の夜/枕草子 92」
ちょうだい【張大】広げて大きくすること。 また, 勢いがさかんなこと。 また, そのさま。IV「鉄道興造費の如きは漸く日を逐て之を~にすべくして/明六雑誌 26」
ちょうだい【町代】江戸時代, 町年寄・町名主の補助をするための町役人。 江戸では書役(カキヤク)ともいい, 自身番に出勤して文書作成などの事務にあたり, 大坂では, 町会所に出勤してすべての町務を代行した。 京都では町年寄をしのぐ勢力となり, 全市を一五区に分け一七人の町代が世襲して分掌・支配し, 町奉行所にも出仕した。Vちょうだい【長大】(1)長くて大きいこと。 背が高く大きいこと。 また, そのさま。⇔ 短小「~なる岩壁」(2)背丈。「一人の神あり, ~一丈余也/今昔 7」
(3)成長すること。 成年に達すること。「太子, 年已(スデ)に~に成り給ひぬ/今昔 1」
﹛派生﹜~さ(名)VIちょうだい【頂戴】(1)もらった物などをうやうやしく頭上にいただくこと。「賞状を~してひきさがる」
(2)もらうことをへりくだっていう語。「結構なものを~する」
(3)食べることをへりくだっていう語。「もう十分に~しました」
(4)物をくれ, 物を売ってくれと促す時に用いる語。 下さい。「おやつ(を)~」「イワシを三匹~」
(5)動詞の連用形に助詞「て」の付いた形や, 動詞の未然形に「ないで」の付いた形に接続して, 補助動詞の命令形のように用いて, 親しみの気持ちをこめて相手に求める意を表す。 …てください。「この本を見せて~」「ここにすわらないで~」
〔女性語や幼児語として用いられることが多い〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.